農業の普及と発展 食の安全性

食の安全性と安定供給

「安心して食べることができる」「食の安全性」「トレーサービリティ」
こんな言葉をよく最近はよく聞きます。食材宅配の大手、Oisix(オイシックス)の高島宏平社長は、
「『これは安心して食べることが出来る食材です』というのは、『この車は走ることが出来る車です』と言うのと同じくらい本当は不自然なことなんです。」とおっしゃっています。
産地偽装や食材の使いまわし、賞味期限の改ざん、食料自給率の低下など、食に関するニュースは暗いものばかりです。
食の安全、安定は農業の普及と発展ぬきにはありえません。農業経営の仕組みを改善し、生産者と消費者の信頼関係を再構築する必要があります。

安全と安心の関係

食の「安全」という表現とともに、食の「安心」という言葉も用いられている。「安全」と「安心」の違いが学術的に明確に定義されているわけではないが、およそ以下のように言える、ともされる。

安全:具体的な危険が物理的に排除されている状態
安心:心配・不安がない主体的・主観的な心の状態

このように定義されると、自然科学系の人間などは、つい「安心」を軽視してしまう傾向があるが、そのような態度・判断は間違っている。「安心」は重要な問題なのである。

安心の問題が重要視されるのは、個々の人々は社会サービスに依存して暮らさざるをえない状態にあり、状態を自分でコントロールすることができず、全体状況を知ることも困難なためである。一連の不祥事によって、不安が発生している。[40] 人々の安心を得るためには、システムが安全でなければならないことは言うまでもないが、それだけでは十分ではなく、関係者からシステムが安全である、との信頼が得られていなければならない。「安心」とは安全についての信頼感である。

安全と安心の関係については、ISOにおける定義・考え方が参考になる。 ISO8402(1984)においては「品質保証」の定義は以下のように与えられた。

品質保証とは、品質が確保されているという信頼感を購入者に与えるための計画的・体系的な活動である。

品質保証とは、evidenceにもとづいて品質が規格に適合していることを示して、購入者の信頼を獲得するための活動である。

ISO9000では、「安心」とは、安全の保証である。「安全保証」とは、関係者にそれが安全であることについて十分な信頼感を与えるための計画的・体系的な活動、と言える。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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